バランスと口腔
2021/03/22
無意識のうちにやっていること
あるいは、やっていないこと
それがバランスを邪魔しているような事がある。
ナチュラリゼーションでも
最初に顎のワークがあるように
顎関節の自由な動きを取り戻していくことはもちろんだが
特にバランスキープのような動きでは
顎関節の緊張具合だけでなく
舌のポジションによっても
バランスの取りやすさが変わるものだ。
ルティレ・バランスでも
アチチュードやアラベスクのバランスでも良いので
舌先が上顎(前歯の裏あたり)についているときと
ついていない時の動揺の違いを比較してみよう。
舌が口蓋にある場合は、
口蓋・咽頭・舌骨・顎・頭蓋骨が繋がり
顎関節もよりリラックスしやすく
気道も安定する。
ちなみに喉頭は
様々な筋肉同士の張り合いによって
一定の場所におさまっているが
そのうちの胸骨舌骨筋や肩甲舌骨筋は
名前の通り胸骨や肩甲骨とも繋がっている。
ダンスの時だけでなく
普段歩いているときも
舌がどうなっているかをチェックしてみよう。
特に、マスクをしていると
鼻呼吸がしにくい分
口呼吸になりやすいかもしれない。
マスクをして運動するのがしんどいのは
呼吸の苦しさだけでなく
していない時と比べて
動揺が生じやすいからという面も
あるのではないだろうか。
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