
秋黴雨
2025/09/13
ここ数日の天気には
秋黴雨(あきついり)という言葉がしっくりくる。
黴(かび)という文字が入り
つゆ入りから転じたついりという響きで
湿り気の感覚もありながら
そうして示された文字や音は
どこか美しく、風情ある言葉だと思う。
ただ、湿度が高い時は
空気中の水分が増える分
呼吸の際に取り入れられる酸素が減る事で
息苦しさを感じたり
浅い呼吸になることで自律神経のバランスも乱れがちになるので
深い呼吸、特に呼気を少し長めにする様にしたり
適宜エアコン等で調整するのも良いかと。
雨の日には、雨の日のバレエがある。
と、かつて師が話して下さった事を想い出す。
そんな教えも
大切な、今も生きて内に流れ続けるもの。
床に座ってただポールドブラをするだけでも
雨の日の呼吸で、雨の日の空気を撫でる。
ワークもまた、雨の日の身体を整える様なものを
ゆったりと行う。
環境(自然)と身体との
境目が消えていくような時間も
導きの記憶と秋黴雨の贈りもの。
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