
指向
2020/03/05
赤ちゃんは9ヶ月頃になると、指差すことを覚える。
その「指向」にも段階があるそうだが、最初の指向行動は
共同注意・関心と呼ばれるものの成立を意味し、「9 ヶ月革命」を経てことばを獲得していく(M.トマセロ)
つまりコミュニケーションの手段としての言葉の土台の芽生えの表れだということだ。
つい最近、いつも植物性の乳酸菌液を購入させて戴いている生産者の方と、初めてお電話でお話しさせていただく機会があり、品物の発送の際に一冊の本を同封して下さった。
その本の中に、他者を指差す時人差し指1本はそちらを向いているが、中指・薬指・小指の3本は自分の方を指しているのだというような言葉があった。
今のように混乱した中にあっては、それが人であれ事象であれ、何か自分が関心を向けたり言葉を発しようとした時に、その対象に向けた言葉や考えは自分に向けられた指でもあるということに自覚的であることはとても大切なことだと思う。
仕事の前、桜や白富士を眺めつつの河川敷散歩が気持ち良いこの頃だ。
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