Baby Steps

ゆっくりと歩む日々の眺めと言の葉

自習会


いわゆるレッスン以外に月一度自習会を設けて
それぞれの探求を行う時間を共有させて戴いているが
今日はその後に河川敷を歩く会も行なった。

履き古したバレエシューズなど
ごく柔らかなソールの靴で不整地を歩き回るだけでも
足裏や下腿がほぐれたり
固有筋が目覚めたりして
その後アスファルトの道を歩いた時の
感触の違いを感じてみると
普段、どれだけ使われていない機能があるかがよくわかる。

自然がみせる様々な表情を持った面と
私たちの足は本来
対話するように成り立ってきたのではないだろうか。

平たくされた硬い面ばかりを歩くことで
廃用されたり、弱化したりした機能を
物で守る、補う、あるいは
その働きだけを取り出して鍛える。

その前に、大地と対話しなおしてみませんか
というのが
ナチュラリゼーションの問いかけの一つでもあるし
やはりスタジオの中で完結するようなものではないと思うから
こういう機会を喜んで戴けることがとても嬉しい。


そぞろ歩きしながら
生徒さんたちと雑談する時間の中からも
日頃のレッスンや、日常の中で
それぞれが感じていること
気付いたことなど
様々なフィードバックを戴いたりして
私にとっても貴重で、楽しい時間だ。

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メレルのベイパーグローブというシリーズは
ビブラムのソールを採用した裸足感覚のシューズだ
見た目は普通のスニーカーっぽいから
五本指シューズよりは普段使いもしやすい。

 

読書

手元にあったベルクソン関係の本なども
時折副読本にしながら
『奥行きの子供たち』をようやく読了。
第5章を読んで
ヌーソロジーに出てくる様々な言葉が
私の頭の中でもだいぶ整理された感じなので
その上で、もう一度集中して通読したい気がしている。

また、この本を読んでいるうちに
ドゥルーズの『シネマ』を読んでみたい気にもなったのだが
直接そこに向かう前に
芸術家の視点から論じられた一冊
わたしたちがこの世界を信じる理由: 『シネマ』からのドゥルーズ入門
を読んでみることにした。

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