Baby Steps

ゆっくりと歩む日々の眺めと言の葉

春雷の轟きと雨の音を聴きながら

身体を動かし

身体の求めに応じて

丁寧に下腿のリリース

 

滑りの良くなった筋肉と

より軽やかに動く骨

 

それは

日々の歩みを支え運んでくれる脚への

生命を支えてくれる働きへの

感謝の時間

 

するりと整った感触を味わうように

バー・ワークを続けるときもあるが

今は蹲踞から、ハイルルヴェまでを

どの瞬間も正直に

受け渡されていく働きを感じながら

ゆっくりと繰り返すのが好きだ

 

螺旋が交わりあって

身体の内に一筋の心地よい流れが立ち昇る頃

雷鳴と雨音は通り過ぎていた

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今日は20年近く前の日記から

クライアントとしての立場で綴っていた言葉を。

セッションによって解放されたものを
活かし続けていくということは
自分の中に定着してしまっている身体の使い方や姿勢のあり方を手放し
新しい身体で生きるということに
常に目覚めていることなのだと感じているからです。

 

セッションは施術による器質的な面での解放と
ソマティック・プラクティスを通じて
多くの気付きを齎してくれますが
それを自分のものとして根付かせ
自然な感覚になるところまで落とし込んで
日常生活やパフォーマンスの向上に広げていくためには
やはり自分自身がそれを創造していかなければならないのだと思います。

 

だから、セッションは治療ではなく学びで
与えられるだけではなく
自らもそこに能動的に関わっていく
ボディワーカーと私たちクライアントとが
共に可能性を創造していく場・機会で
セッション・ルームを出た後もその学びは続いているのです。

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