Baby Steps

ゆっくりと歩む日々の眺めと言の葉

孫がやってくると

まず一番にリビングのドアのところに飛んでいき

その開け閉めを繰り返す。

娘もフルタイムで仕事をしながらの育児

そうそう、その遊びに付き合ってもいられないから

自宅ではストッパーやガードフェンスなどで制限されている分

目が行き届く中で、ある程度自由にさせてもらえる場に来ると

その関心を満たしたくなるのだろう。

 

絵本の扉の開け閉めを繰り返すこと

ちょっと前のおもちゃ箱に入り込むこと

踏切に強い関心を示すこと

そして、このドアの開閉への集中を見ていると

きっと彼は、内と外の境界線を

その行為を通じて

自らの内に育んでいるのだろうと感じる。

05bbc51fe5f1462586de3b313f1fa108


 

その開け閉めに

いないいないばあのような要素も

徐々に加わって

内と外を行ったり来たりしながら

他者と出会い、アイコンタクトをし、

悪戯っぽく笑い・・・

 

ああ、そうか。

これらはおそらく

彼の中で言葉が芽生え始めている

表れなのだと思った。

 

ブーブという言葉などは

少し出始めているが

この内と外との境界線を

育む行為が十分に満たされた時

より多くの言葉が

その扉を通いだすのだろうという気がした。

38d8a1b6e1074723a8ba55986dcf1538

コミュニケーションとしての指

コメント

この記事へのコメントは終了しました。