内と外
2021/04/17
孫がやってくると
まず一番にリビングのドアのところに飛んでいき
その開け閉めを繰り返す。
娘もフルタイムで仕事をしながらの育児
そうそう、その遊びに付き合ってもいられないから
自宅ではストッパーやガードフェンスなどで制限されている分
目が行き届く中で、ある程度自由にさせてもらえる場に来ると
その関心を満たしたくなるのだろう。
絵本の扉の開け閉めを繰り返すこと
ちょっと前のおもちゃ箱に入り込むこと
踏切に強い関心を示すこと
そして、このドアの開閉への集中を見ていると
きっと彼は、内と外の境界線を
その行為を通じて
自らの内に育んでいるのだろうと感じる。
その開け閉めに
いないいないばあのような要素も
徐々に加わって
内と外を行ったり来たりしながら
他者と出会い、アイコンタクトをし、
悪戯っぽく笑い・・・
ああ、そうか。
これらはおそらく
彼の中で言葉が芽生え始めている
表れなのだと思った。
ブーブという言葉などは
少し出始めているが
この内と外との境界線を
育む行為が十分に満たされた時
より多くの言葉が
その扉を通いだすのだろうという気がした。
コミュニケーションとしての指
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