Baby Steps

ゆっくりと歩む日々の眺めと言の葉

先月、目と首の動きの協調をテーマに

様々なローリングのワークを行った中学生さんは

その後、ピルエットも右回転は

ダブルで回れるようになってきたけれど

左回転はダメという話があったので

今月は前回同様のローリングのワークに加え

左の肩甲骨の制御のワークなどを行った。

 

最後の15分ほどになって

まずはシングルのピルエットの感触を確かめてみてもらうと

むしろ苦手だった左回転の方が

安定しているくらいで本人も驚いていた。

 

ただ、ダブルになると

まだ乱れが出るようだったので

「ねえ、舌はどうなってる?」と尋ねてみた。

 

「あっ!」

 

というのも、レッスンの最初にピルエットの話が出た時

パッセ・バランスで舌がどうなっているかを確認して

彼女は、舌は上顎についているけれど

ちょっと左に寄り気味だと言っていたので

それをセンターにつけるようにしてみると

バランスキープの安定性がガラリと変わるのを

すでに体験していたから。

 

それに気付いて、数回試行するうちに

左回転も綺麗に軸に乗ったダブルが回れるようになってきた。

 

ピルエットそのものも

もちろんこれからお稽古の中で

更に探求していくことと思うが

目と首の筋肉が

前庭系の組織化に特に重要な役割を果たすということ

そして舌のポジションも影響するということが

実感として感じられ

また、前回・今回としつこく^^;

色々なバリエーションやテンポを変えて

ローリングのワークを繰り返してもらった意味も

彼女の腑に落ちたようだ。

 

5月の花

 

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小さな、でも無数のパラソルが

青空に向かって

一斉に舞い上がっていくかのように

見事に咲いたカルミア

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