Baby Steps

ゆっくりと歩む日々の眺めと言の葉

今月は大腿方形筋とハムストリングスの緊張であるとか

小臀筋とふくらはぎの緊張といった感じで

大転子周囲の滑走性の低下が

不快感や動きにくさに影響していたということが

クリアになったケースがあった。

 

ある方は

痛みや不具合を感じているところに

原因があるとは限らないと

頭では理解したつもりでも

部分に囚われていたのだと実感したと

やや反省気味に仰っていらした。

 

でも、そういうものなのだと思うし

こういう経験を重ねる中で

ご自身の中でのネットワークが

よりリアルな感覚になっていくものではないだろうか。

 

 

その後、しばらくして

 

機能低下していた働きの感触を

トレースするように毎日20分ほど歩き

初めは頼りないような感触であったものが

少しずつ応答が良くなってきて

膝の動きが素直になってきたら

心も素直になるものなのか

知らないうちに目を背けていた感情にも

意識が向くようになり

本当は嫌だと思っていることを

恐れから選択しようとしていた矛盾が

苦しかったのだと思い至るなどして

身体と心の相関が感じられ面白い。

 

といった内容のメールをいただいた。

 

 

身体が解けて

なかったことにされていた感情に出合う。

 

停滞していた何かが

動き出すきっかけは

意外なところから生じるものかもしれない。

 

なかったことにはできないのだと

私の師もよく語っていたが

真の居心地の良さは

居心地の悪さを通り抜け

つまり

見たくないものにもきちんと目を向けた先に

育まれていくものだと感じている。

 

8月も残り1日。

雲間から差す光が美しい朝だ。

 

Ea458afc5b864cb882a854c9dccde796

コメント

この記事へのコメントは終了しました。