
みずみずしいダンス
2020/03/27
中学生の生徒さんが今月はじめに初めてコンテンポラリーのクラスを受講した際の動画を拝見させていただいた。
バレエの動きの中で見ている彼女以上に、生まれて初めて体験するダンスの動きの中で、彼女が育んできた「ナチュラル」がその動きの中から螺旋を描きながら流れ出てくるような心地よさを覚え、何かとても嬉しい気持ちになった。
自然は分かろうとすると複雑で難しいが、ひとたびそれが立ち現れてきた姿はシンプルだ。
バンビから若い鹿へとなりつつあるようなみずみずしさのあるダンスという印象。
私が美しいと感じるものの萌芽がそこにはあった。
もちろん、ワークの中でまだ未成熟な部分はダンスの中でも表れているが、それはまさに今月からテーマにしている「活きあい」で、次にそうした機会に恵まれた時はきっと、またちょっと成長した舞を見せてくれるのではないかと感じられる姿だった。
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