
隙間のあと
2020/07/23
踊る人々にとって
時間も情報ソースも豊富だった、想定外の隙間。
その感覚が目覚めてきてからや
既に自明のこととなって出会う言葉と
体験する前に知ってしまった言葉の間に生まれる隔たり。
その動詞のような言葉は、本当に動詞なのか。
それを問うことができなければおそらく
隔たりは埋まらない。
自粛期間後の稽古場で起こっている事について
友人がその冷静な目で観察し
メールしてくれた内容はとても興味深かった。
世界を認知する前に、「世界」という言葉を覚える
長田弘氏の言葉が思い出された。
けれども、その齟齬の間に問いが生まれる。
それを自分のものとしてどう眺め直したり育てていけるかなのではないだろうか。
何か一つの答えを見つけるたびに思う。
答えを知りたかったのではなくて
既にある答えのような言葉を疑い
自らの答えに至る問いを育むことを求めていたのだと。
そして、その答えもまた
通過点に過ぎないのだと。
最近、時々ポアントを履く。
と言っても、ワークのツールとして使用するだけでそれで踊る訳じゃないから、
パッドも入れずに使っているが、この靴こんなに柔らかかったっけ?
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