
美しい所作
2021/06/23
昨夜は日本刀ができるまでのドキュメンタリーを拝見した。
その工程の中で研師の松村壮太郎さんの
身体操作がとても美しいことや
砥石を載せている「研台」「研枕」を押さえるための
「ふまえ木」という棒や
前足部を置く「爪木」といった道具の扱い方が
非常に機能的であることが印象に残った。
刀剣練磨の様子を見たのはこれが初めてだが
その綺麗に立った脛骨と
足趾の働きを活かす
小さな正方形の爪木の使い方に
ナチュラリゼーションで育まんとする
ダイナミックアーチに通ずる
機能美を感じもしたし
氏の足趾の美しさにも
それが表れているように思った。
美しい仕事を生み出す
美しい所作に
感じ入った晩だった。
今朝は鬱金桜の並木道を歩いた。
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