Baby Steps

ゆっくりと歩む日々の眺めと言の葉

昨日は10月に入って最初のレッスン。

 

寝込む程では無いけれど

何となく体調不良気味という方が

このところ少なくない様な

 

下腹部痛や胃の辺りの気持ち悪さとか

その時によって症状は色々な様だが

病院で診て戴いても特に異常無しとの事。

 

 

迷走神経(特に腹側)へのアプローチが必要な様に感じたので

手で耳を温めたり揺らすようなケアや

足から身体を揺らすケア

また呼吸エクササイズの際に

少しタッチのフォローも入れたりしつつ

目を動かすワーク等も行なったところ

前夜から続いていたという下腹部痛は治ったそう。

 

考えてみればここ数年

何かと不安を感じることの多い世の中で

人との関わりにも様々な制限があったりした中

多感な世代の彼らが影響を受けていないと考える方が難しい。

 

同じ迷走神経でも

腹側複合体は社会交流、背側複合体はシャットダウンの迷走神経とする考え方もあり

揺れ動く心の断片をちょっとした言葉の端々に感じつつ、

背側に少し偏りがある様な懸念もあったから

ここ暫くVagal toneを活性化することに役立ちそうな

呼吸法やワークを入れるようにしていたのだが。

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ただ、お話を聴いていると

学校行事で自ら志願し今回初めて

歌やセリフのあるパフォーマンスにチャレンジし

最初こそ志願しなきゃ良かったと不安になったりしながらも

いざやってみるととても楽しく

思ったより自分に向いているかもしれないと感じたとの事。

 

歌ったりハミングする事は、声帯にも分布する迷走神経の刺激にもなり

Vagal toneの改善にも繋がるから

「声を出す」機会を持つことを選択したのも

今自らに必要なことを

無意識のうちに欲しているものなのだろうと思ったりもした。

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迷走神経は様々な方向に枝分かれしているため、

ラテン語で「歩き回る」「さまよう」を意味するvagariに由来して

vagus nerveと名付けられたそうだ。

 

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