8月頃から胸郭・胸椎の可動性を良くしていくためのワークや呼吸のワーク、神経系へのアプローチを続けてきた生徒さんの現在のBOLTスコアは41秒位になり、理想的な呼吸ができている状態に改善してきた。

更にVORやVOR-Cのワークを行うとスコアは52秒程に伸びた。

つまりその刺激は彼女にとって必要なものであるということ。

日常、何気なくしている呼吸や、見る、聴く、感じるetc

といった基本的な機能が変容してしまっている事には気付きにくいものかもしれないが、回復してみるとそれがどれだけ様々な事に影響していたかがわかる。

また、「最近寝る時にふと自分が首を緊張させている事に気付き、それを抜いてみたら今までに感じたことがなかった位、身体が気持ちよく寝具に沈んでいくのを感じた」というお話しがあったように、全身に変化が出てくると、この様な知らず知らずのうちの不要な緊張の発見から、また次の解放への道筋が開けてきたりもする。