Baby Steps

ゆっくりと歩む日々の眺めと言の葉

カテゴリ「感覚の徒然」の記事

彩りを聴く

二酸化炭素 強い息苦しさ無しに呼吸を止めていられる時間は、神経系の働きを鑑みるバロメーターにもなるから、アセスメントとして用いる事もあるけれど、ここ何年かのマスク生活もあってか、口呼吸になったり、浅く...

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Be a human first

今月の出張講座では 聴覚(音源定位)を通じた 空間知覚のワークも行った。    その音がどこから聴こえてくるのか 今回はシンプルに手が届く範囲内でのペアワークだが 比較的正確に定位できる方向や 苦手な...

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感は動なり

先日引用した 「感覚」なき処に「運動」なく、逆に「運動」なき処に「感覚」なし   が、例えば距骨下関節のワークでも実感できると思う。 その関節がどこにあり、どう動く事ができるのか バレエをやっている人...

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急がば戻る

視知覚と原始反射は 密接に関わり合いながら 発達の過程を支えている。   どこかで滞るとき 伸び過ぎた枝葉を刈り取り 饒舌な言葉(或いは思考)を鎮め より根っこに近い過程を 歩み直してみよう。   も...

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千里香

千里香 夜の帳に包まれていた金木犀の香りが 朝の光で解き放たれた様に辺りに漂う。   最初に香りを受け取ったのは暫く前だったが こんなふうに その存在感を大気に乗せて伝えてくれる時 「千里香」という呼...

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色彩体験

たまたま見かけた投稿で この服が何色に見えるかという話題があり 昼間最初に見た時は 私には水色とくすんだ茶色に見えたが そこへ寄せられたコメントも 見え方が二分されているように 脳の働き方で違うなら ...

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歩く

日々の小さな でも頻度の高い働きかけに 身体からの応答を感じられるのは 周囲の環境にも注意が分散されながら ただ歩き続けているような時。   主に視覚や前庭系への働きかけに 私の場合には 右膝や足首の...

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裸眼の行

『文化のなかの野性 芸術人類学講』を読み始めたものの あるページに釘付けになり そこを幾度も味わいながら読んでしまうので 全く先に進めない。   それは「裸眼の行」について語られたページ。   さて、...

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波及

神経系へのアプローチの面白いところは 脳に近いところのごく小さな働きかけや それに伴う変化でも それを繰り返しているうちに ジワジワと、そして思った以上に全身に 影響が波及していくのを感じられる事。 ...

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