Baby Steps

ゆっくりと歩む日々の眺めと言の葉

カテゴリ「読書」の記事

ウィルスの意味論

今読んでいるもう一冊は『ウイルスの意味論――生命の定義を超えた存在 』 裏表紙の言葉に簡潔にまとめられている通り、「ウィルス」についての見方が大きく変わる本だと思う。 「論」とあるので堅苦しい本の様だ...

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ナチュラル・リボン

【枝垂れ桜】 桜の眺めというのは不思議だ。 こうして見事な枝垂れ桜を見上げていると、時間も場所も違うところで見上げた枝垂れ桜の記憶が鮮やかに蘇ってくるのと同時に、その頃印象的に刻まれた師の言葉がフッと...

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特別な瞬間

心地よい雨音と雪の静けさが聴覚を満たした土曜日。 その雨に洗われた朝の樹々を見上げると、今年最初の桜が開花していた。 公園の片隅に一本の杉の樹がある。ヒマラヤ杉だろうか。 普段はひっそりとそこに佇んで...

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途中を、途中のまま

先日呼吸や骨盤腔内の感受性も目覚め始めてきた中学生の生徒さんが「骨盤底が上がると足底も上がる」という事を発見した。 「結果としてそうなった」という経験をしてからそれを認識するのと、先験的に知識を得て「...

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内臓感受

いつも仕事で新宿に向かう時は急行や快速で向かうところを各停でのんびり読書をしながら移動した。 移動に持ち歩いているのは三木成夫氏の『内臓とこころ』 野口三千三氏との「はらわたを掴む」の件は、何度読み返...

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水の面影

今改めて水、微生物、植物について 学ぶことに没頭している。 特にこの一冊からは 天災や疫病が続く今 省み、改めなければいけないことへの示唆が 多く記されているように感じるだけでなく 自然の動きから学ぶ...

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指向

赤ちゃんは9ヶ月頃になると、指差すことを覚える。 その「指向」にも段階があるそうだが、最初の指向行動は 共同注意・関心と呼ばれるものの成立を意味し、「9 ヶ月革命」を経てことばを獲得していく(M.トマ...

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徒然

この週末は長田弘さんの『それにしても』を読み返し 20年近く前の詩人の言葉に触れた。 今がまた「境目」であるのなら その主役は「自然」なのかもしれない。 1960年代にはいって、たとえばチャーチルやド...

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言葉との再会

分岐点で出合った様々な言葉がある。 それは師の導きの言葉であったりも、本の中の一節だったりもするが、そうして自分の中の何かが反応したような言葉は、その時点で何かがわかるとか具体的な手段に繋がるようなも...

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